一般歯科 General dentistry 虫歯 虫歯菌(ミュータンス菌)によって歯が溶かされる病気です。 食後、歯の表面には歯垢(プラーク)が付着していきます。 プラークはおびただしい数の細菌が集まってできたものです。 プラーク内の細菌は砂糖などの炭水化物を分解して『酸』を作り出し、歯のカルシウム成分の分解をします。 少量の分解ならば唾液の作用によって中和され、カルシウムが再び歯に戻ります。(再石灰化) しかし頻繁に砂糖などを摂り続けると再石灰化が追い付かなくなり、歯の表面は脆弱になり最後には歯に穴が空いてしまい虫歯となってしまいます。 症状がなくても虫歯が始まっている可能性はあります。痛みがでる前に一度受診されることをお勧めします。 歯周病 歯周病の原因は以下のようになります。 歯垢(プラーク):歯周病の主な原因は歯垢(プラーク)です。これは細菌の塊のようなもので、中にある細菌が出す毒素により、歯の周りに炎症を起こし歯周病になってしまいます。 口内環境と生活習慣:口内環境や生活習慣によって歯周病は悪化しやすくなります。口が空いていると、口内が乾燥して歯垢(プラーク)が溜まりやすい状態になってしまうのです。 また、歯並びが悪い方も注意が必要です。歯磨きが不十分で磨き残しが出やすく、歯周病の原因となる歯垢(プラーク)がつきやすくなってしまうからです。 歯周病の進行は以下のようになります。 歯肉炎(歯周病の初期段階):歯ぐき(歯肉)に炎症が起こった歯周病の初期段階です。症状は、歯と歯ぐきの間が腫れる、触れると出血、歯ぐきが盛り上がって歯肉溝(歯肉ポケット)が深くなるなどがあります。 歯周炎(進行した歯周病):歯周炎とは、歯肉炎がさらに進行した状態です。症状は、歯ぐきの腫れや出血、歯が揺れる、歯周ポケットから膿が出るなどがあります。 以上の情報は一般的なものであり、個々の状況により異なる場合があります。具体的な症状や懸念がある場合は、当院に相談してください。 歯周病が引き起こす様々な疾患 全身疾患 【肺炎】 現在日本人の死亡原因第3位と高い割合を占めています。 その中でも飲み込みの低下などで引き起こされる『誤嚥性肺炎』は、お口の中の菌が肺に感染して起こされます。 80歳代の約80%、90歳以上では95%以上が誤嚥性肺炎であったというデータもあります。高齢者の肺炎はほとんど誤嚥性肺炎であると言えます。 誤嚥性肺炎の原因となる細菌の多くは、歯周病菌であり、予防には歯周病のコントロールが重要になります 動脈硬化 心筋梗塞 脳卒中 お口の中の歯周病菌が、血管に入り込み全身を回って心臓に流れつきます。 歯周病菌などの刺激により動脈硬化の原因となる脂肪沈着物が出来血液の通り道は細くなります。 沈着物が剥がれて血の塊が出来ると、その場で血管が詰まったり血管の細いところで詰まります。それが心筋梗塞の原因になります。 また脳の方まで流れて、脳血管が詰まると脳卒中になります またこれらの治療に使われる事の多い抗カルシウム拮抗薬(降圧剤) を服用されている方は、歯茎の腫れや増殖を起こしてしまうことがありあます。 降圧剤には色々種類がありますのでどの種類の薬を飲んでいるか是非お薬手帳でご確認ください。 歯茎の腫れを予防するには定期的なメンテナンスが大切です。 糖尿病 糖尿病にかかっている人は、歯周病にもかかりやすくなることがわかっています。 高血糖の状態が続くと免疫機構が狂い体の抵抗力が低下し、歯茎が腫れやすくなります。 また歯茎の腫れた状態が長く続くと炎症を引き起こす物質が血管を通り全身に放出されます。 放出された炎症物質は血糖値を下げるインスリンを効きにくくし糖尿病が進行しやすくなります。 妊娠と歯周病 妊娠中は女性ホルモンの増加による『妊娠関連性歯肉炎・歯周炎』を引き起こす場合があります。 特に歯周病菌であるP.intermediaは女性ホルモンであるエストロゲンやプロゲステロンの上昇とともに増加する歯周病菌として知られています。 妊娠中歯周病を放置していると早産や低体重児出産のリスクを高めると言われています。しかしながら徹底的に歯周病治療を行うことで歯周病を最小限に抑えこれらのリスクを軽減できます。 タバコと歯周病 喫煙は歯周病重症化において大きなリスクのひとつです。 タバコに含まれるニコチンは、血管収縮作用があります。血管が収縮されます。 収縮により毛細血管が豊富である歯茎や歯を支えている骨に十分な栄養が行き届かなくなります。また血管の収縮により歯茎の腫れが隠されてしまい歯周病の発見が遅れてしまいます。気付いた時には重症になっている可能性があります。 矯正治療について 矯正治療とは悪い歯並びや噛み合わせを、しっかり噛み合うようにしてきれいな歯並びにする治療です。 悪い歯並びや噛み合わせを不正咬合と言いますが、この不正咬合を放置していると、「食べ物がうまく噛めない」 「虫歯になりやすい」「歯周病になりやすい」「口臭の原因になる」「顎関節に負担をかける」といった問題が生じてきます。 矯正治療は矯正器具を使用する事によって、歯や顎の骨にゆっくりと力を加えて歯並びや噛み合わせを改善していきます。 そのため患者さまに笑顔で接したり、治療にともなう痛みを軽減したりしながら、皆さまの大切な歯を残せるよう取り組んでいます。 治療方針・治療の流れ 1.相談 お口の中を見させていただいて簡単な診査を行い、お悩みや治療への疑問・心配事などについて、ご相談を承ります。 2.精密検査 エックス線撮影、口の中や顔の写真撮影、歯型の採取を行います。 3.治療計画の立案・説明 精密検査のデータを基にして、患者さんに最も適した治療計画を立てます 4.治療開始 装置の装着状態のチェック、装置の調整、歯の動き具合のチェックなど2週間から1ヶ月の間隔で通院していただきます。 5.保定装置の使用 きれいな歯並び・噛み合わせになったら、後戻りを防ぐために保定装置を使用していただきます。 補綴治療について 矯正治療とは悪い歯並びや噛み合わせを、しっかり噛み合うようにしてきれいな歯並びにする治療です。 悪い歯並びや噛み合わせを不正咬合と言いますが、この不正咬合を放置していると、「食べ物がうまく噛めない」 「虫歯になりやすい」「歯周病になりやすい」「口臭の原因になる」「顎関節に負担をかける」といった問題が生じてきます。 補綴治療とは、歯が欠けてしまったり失ってしまった部分にクラウンや入れ歯、ブリッジなどの人工的な歯で見た目や噛み合わせを補う治療です。歯を失うと口元の審美性や咀嚼機能、発音機能というような日常生活に必要な機能が失われ、生活の質が著しく低下します。また、歯がない状態を放置することで残っている歯の位置が変化し歯並びが悪くなり虫歯や歯周病を引き起こしたり噛み合わせが変わることで顎関節症になるなど二次的な障害が起こってきます。 全身的な健康維持の為にも健全な咀嚼機能を回復させることは重要になっています。当院では様々な方法で患者様一人一人に合わせた最善の治療を提案させて頂きます。 矯正治療は矯正器具を使用する事によって、歯や顎の骨にゆっくりと力を加えて歯並びや噛み合わせを改善していきます。 そのため患者さまに笑顔で接したり、治療にともなう痛みを軽減したりしながら、皆さまの大切な歯を残せるよう取り組んでいます。 小児歯科について 子供の歯は大人の歯と違って未熟で成長段階にある歯です。その為虫歯になりやすく、虫歯になると容易に神経まで進行してしまいます。 そうなると麻酔の注射をしたり、歯を削ったりと子供のストレスとなり治療も困難となります。定期的に来院してもらう事によって、虫歯の予防と早期発見につながり痛い思いをせず治療ができます。 その為、コートマリーナ歯科では子供の成長段階に合わせた治療を心掛けております。